受講生の声 – 2期生(2026年)

〈第1回〉リーダーシップ

令和時代に求められるリーダーシップとは?

【講師】村上 大介

自分がこれまで出会ってきた経験に基づく、感性的で漠然としたリーダーシップ論を、理論的なモノとして学べたように感じます。理想のリーダーの偉人を聞かれたときに、「理由と合わせてすぐに答えられるようになりたい」と思いました。「リーダーをやりたいと思えるかどうか」は、周りのメンバーへの信頼や自分が居場所を見出せているかどうかの要因も多いと思っています。特に、年次が上がるほど互いの素に触れる機会も減り、そうした中で周りへの信頼や自分への自信の喪失もあり、最近はリーダーを務めることを躊躇いがちな自分がいることに気付かされました。今の自分は「ビジョンと誠実さを確固たるものにするのがまず取り組むべきことかな」と感じました。

1期生 小川さん自身の体験談を交えたリーダーシップについての探求が、具体的でそれまでの話を落とし込むのにとても有効でした。受講生がリフレクションを行っている姿を見て、自分自身もぜひTerracoでの学びを活用したいと感じました。

「リーダーシップ」の回では普段自分なりに勉強していた内容も含まれていましたが、実践する中で漠然と感じていたことも言語化されており、初めて聞く理論も含まれていました。理論だけでは分からない先生の実践知が授業で絡めながら展開されたため、「自分なりにどう実践してみようか」というイメージも湧きました。インタラクティブな進め方もあり、参加型で頭をフル回転しながら学べたことも刺激的な要素の1つでした。他のメンバーの悩みやモヤモヤを聞きながら自分でも言語化したり、それを共有したり、明日からの1歩に繋がっていく実感をもてる初回でした。

〈第2回〉マネジメント

マネジメントを制してコトを為す

【講師】村上 大介

今回の講義を通じ、「マネジメント」と前回のテーマであった「リーダーシップ」との違いが徐々に分かってきたような気がしました。マネジメントの方がより実務的で、ケースバイケースであったり、答えがない悩みが尽きなかったりする印象を受けました。これらの点において、受講生同士のディスカッションで、みなさんの具体的な事例やリアルな悩みを知ることができて、より理解が深まって良かったです。

「自分がいかにマネジメントできていなかったか」が分かり、勉強になりました。自分の能力が低くてもどうにかなってしまうくらいメンバーに恵まれていることにも気付きました。概念としては理解できたのですが、明日からの行動をどう変えるかに関しては明確な答えが見えず、モヤモヤしています。もう少し勉強してみようと思いました!

ジョン・P・コッターの組織変容の起こし方が体系だった手順があり学びとなりました。 特に、「適したタイミングで適した課題提示をすること」の重要性を知りました。

これまで「自分の思い通りにヒトを動かすこと = マネジメント」と勘違いしていました。今回の講義でマイクロマネジメントに近かったのだと理解できました。過去の失敗が理論的に理解できてきている気がします。

教育は「社会が求めるモノを個人が個人の目標であると考えて自主的に行動するようになるのが目標である」と聞いたことがあり、社会を組織に変えたら組織をある方向に動かすことに対してもある程度は妥当性がありそうな気がします。一方、個人が組織としての目標に留まらない部分が常にあって欲しいし、そのような個人が多いことで(マネジメントは難しくなるとは思いますが)組織の多様性と方向性が改善しそうです。また、ボスマネジメントという発想に対し、「トップマネジメントでなければ社会を変えることはできなそうだ」と諦めていたので発想の転換になりました。「今からできることがある!」と信じてトライしようと思います。苦難の道かもしれませんが。

今回1番印象に残ったのは「損失回避バイアス」についてのお話でした。自分自身の判断は損失回避バイアスに左右されすぎずに。そして、提案や話を円滑に進めるときは逆に損失回避バイアスを上手に利用する。ここは今までの自分の意識にあまり無かったところでした。

〈第3回〉財務・経営企画

医療機関における財務・経営企画について考えてみよう

【講師】水野 琢也

財務について、聞いたことのあるキーワードは多くあるものの、これまではなんとなく難しいものとして無意識に避けていました。今回の講義で、それらを分かりやすく初歩的な内容から教えていただいて、とても勉強になりました!

BSやPLの読み方の復習ができ、大変勉強になりました。と同時に、「現体制の保険医療ではいくら病院組織を効率化しようとも利益率の改善は難しい」と痛感しました。

とても分かりやすかったと思います!そもそも難しい内容かつ時間も限られているのですが、実際に何例か貸借対照表や損益計算書について具体例を用いながら分析を実践してみたくなりました。

とても難しかったですが、今まで全く触れてこなかった分野であったため、今回学ぶことができて良かったです。PL、CF、BSやキャッシュなど混乱する部分もありましたが、何も分からなかった訳ではなく、減価償却費や変動費&固定費のところに関しては分かりやすく説明していただいたので、どのようなものなのかを理解することができました。「持続可能性」を考えることの重要性が何となく分かったような気がします。

〈第4回〉人材・組織開発

“現場発”の人材開発 ~ 医療人・組織人としての成長を支援する

【講師】西川 泰弘

日々仕事の中で学ぶべきことは見つかりますが、それを体系的に振り返る機会は乏しいので、「業務と研修を有機的に結びつける」という話は非常に納得いくものでした。外部にたくさんの研修がある中で、敢えて内部講師による内部の研修を行う理由についても、「スタッフ1人1人が自分の日々の仕事ぶりを将来像(先輩の背中を見る)につなげる」という意味に捉えることができました。「研修づくりを行う部署をもっていない医療機関が多い」ことには驚きましたが、むしろ民間だったり、医療機関以外の自由な集まりによるセミナーや勉強会などは乱立しているように感じているので、それらを組織、そして1人1人のキャリア目標に合わせて整理する仕組みも人材開発の部署にあると良いなと思いました。風巻先生のお話からは「明るく朗らかで在り続けるための体力づくりがまず必要だ」と思いました。

研修医制度が今の私にとっては身近です。研修医という人材を今後どう活かすか、というところまで考えて人材育成を進めていく視点に驚きました。西川さんのような方がいる場所で働き、効果を最大限に発揮したいなと思いました。

講義と自分なりの実践を踏まえ最後まで有意義に聴講させていただきました。「本当に難しいことは何か?」「何を意識していかなければならないか?」についてよく分かりました。まだプログラムは4回目ですが、他の講義とも様々な観点で繋がりを感じており、引き続き点と点をつなげる意識で受講を進めてまいります。

〈第5回〉医療安全

医療安全(患者安全)について考えてみよう

【講師】平松 真理子

医者としての責任が生まれてから、以前より医療安全の重要性を感じるようになってきたため、それを噛み砕いて、具体例を交えながら説明していただけたのはとても分かりやすかったです。また、平松先生のキャリアやライフプランからとても刺激をいただきました。

お忙しい中、貴重なご経験をお話しくださりありがとうございました。他の学生の発言を通じ、「患者だけでなく医療者も守るべきである」という、自分には無かった視点に気づくことができました。また、先生のキャリア形成に関するお話も非常に興味深く、勉強になりました。

患者安全/医療安全の概要について、とても体系的に学べました。「それぞれの事例をレポート回収&分析し、それを現場に落とし込むという話し合い」が泥臭くて難しい部分だと感じたので、次回は舞台裏の話をより聞いて見たいです。

医療安全という言葉の含意については、患者第一の精神を忘れてはならない反面、医療者が働き続けられる環境というのも重要(職業病を増やさないという意味)だと思い、文脈によって患者安全と使い分けるのかなと思ったりしました。「エラーを起こしてしまったときの対応法を学ぶことの重要性」についてはあまり考えたことがなく、非常に危なかったなと思いました。ありがとうございます。また、チャットでも述べましたが、トップクラスの医師というのをどうやって判断すべきか、医師のレベルをどうやって判断すべきか、いろいろ議論がありそうです。全般にわたる医療安全部門の仕事に興味を持つことができたと思います。インシデントレポートの難点に対応するための他の対策について、取り組みを教えていただけるとより興味深いものになると思います(聞き逃していたらすみません)。

医療安全/患者安全や、ヒューマンエラーについて考える機会はこれまでほとんどなく、特にヒューマンエラーの種類について学べたことが興味深かったです。医療安全と実践の場としての医学教育をどのように両立させていくかについて、関心を抱きました。

医療安全について、講義を受ける前までは、「医療事故を防ぐために病院内で多くの取組がなされている」という漠然としたイメージを持っていました。しかし、実際のヒヤリハットレポートの提出や、医療安全の会議があること、医療事故が起きたときの現場の動きを伺い、医療安全や医療事故がより身近にあるものに感じられるようになりました。また、平松先生のキャリアのお話を伺えたことが、自分の将来選択の参考になりました!

〈第6回〉医療DX

医療DX ~ 現在地点と社会実装

【講師】小西 竜太

医療DXの必要性が高まっている中で、オンライン診療やAIなどの導入がなかなか進まない原因を知ることができ、とても勉強になりました。実際に医療系AIを導入している病院とそうではない病院では業務内容や業務効率が大幅に変化すると聞いたことがあります。私も将来何かしらのDXに関わりたいと思っているので、今回のように背景や歴史を学ぶ機会は本当にありがたかったです。ご講義ありがとうございました。

事例が多く交えられた説明で分かりやすかったです。医療DXについて今まで勉強したり実践したことがなかったので、理解と解釈に追いついていくのに必死でした。もっと時間があれば、もう少しそもそものDXや医療DXの定義のくだりを詳細に聞いてみたかったです。医療DXもキーになるのは「意識・行動などまさにマネジメントや組織改革的なところ」だと感じました。全てが少しずつ繋がってくる感覚があり、楽しく受講できています。

DXの「DよりXが大切」というお話が印象的でした。医療DXは、業務の効率化だけではなく、コミュニケーションを円滑化したり、費用対効果を上げたりといった、社会的な側面の効果に着目して進めて行くべきだと考えられるようになりました。ありがとうございました!

医療DXは「医療者中心のDXになりがち」という話を聞いて、「患者中心の医療」を診察室のみならず、病院の建物の作り方から1つ1つのシステムやプロトコルのようなソフトウェアにまで適用できたら良いなと思いました。「患者中心のDXになると良いな」と本気で思います。もちろん、「医療者が働きやすいことが患者さんにとってよい環境をつくることにつながる」という面も大事にはしたいですが、必ずしも両立させられない場合もあり得るため、冷静に見極めていかなければならないと思いました。

DXは単なるデジタル化ではなく、組織変革や仕組みのリニューアルまでを含む大きな概念であるということを学べました。

DXという言葉だけが独り歩きしていてDXについて全く分かっていなかったことを痛感しました。また、図式化によって「病院内のシステムはこれだけ多くのことが絡み合っている」ことも認識できましたし、それらのフローもよく分かりました。先生のキャリアに対する考え方も含めて大変刺激を受けました。ありがとうございました。

〈第7回〉看護管理

病院はどう動いているのか ~ 看護部長が語る病院運営と看護管理 ~

【講師】藤井 晃子

看護師の皆さんの視点や役割の大きさを知ることができました。大学では学ばない内容で、とても勉強になりました。また、コロナの際、答えがない中での対応をされたという貴重なお話を伺えて、今後自分が医療者になってから有事に対応する際の指針を得られた気がします。

「師長さんって何者なんだろ?」と思っていましたが、今まで見聞きしてきたことが今回の講義で腑に落ちました。ヒトという観点では、特に看護師さんの確保や配置が重要になるということが分かり、初期研修では看護師さんもしっかり観察しようと思いました。分かりやすい講義をありがとうございました!

看護部としての組織文化、看護部長・師長としてのより具体的な評価・観察ポイント、どのようにフィードバックをかけていくのかなどの詳細も次はお伺いしてみたいと思いました。今回は知らない制度やワードが多く出てきて、その基礎的な理解をさせていただけたように感じています。とても興味津々に聴講させていただきました。

ステキな講義をありがとうございました。知らなかったことばかりで、「看護師さんは身近なようでかなり遠いな」と思いました。大学の部活内でも、看護学生さんは医学生と比べ、帰属意識や協調性がスゴく高い印象です。そして、ヒトをよく観察している(笑)。部全体の目標や部活の出席に関してもマジメな方が多いです。これは看護を選ぶ方の特性なのか、教育の中でそのように鍛え上げられていくのか。学生のうちからより深く関わって、「看護師さんの気持ちが分かる」、そして「上手に連携できる」医師になりたいと強く思いました!